「この人の、悲鳴がうるさすぎるんです」



縄に縛られ、天井から吊るされている男を指差す。



「だからってな・・・」


「すみません、拷問するの代わってもらえません?」



呆れた声の土方に、聞いてみる。


土方のこのペースだと、夜まで休めそうにないし・・・


口を割らないのなら、わたしにも方法がある。



「駄目だ」


「やらしてください」



即答で返してくる土方に、わたしも即答で返す。