酔ってんだろ!!


という突っ込みは、心の中で・・・佐之助に向ける。


しかし当の本人の佐之助は、寝ている。


こいつは、起こしても絶対に起きない。



「はぁ――――」



つい溜め息が漏れる。



「・・・溜め息つかないでくださいよ!!」



いきなりの大声に、びっくりして横を見る。


その声を出したのは、なんと睦月だった。