抜け道を抜けて、ある部屋に降りる。 最近知ったのだが、ここは山崎さんの部屋だそうだ。 何かあったときに、すぐに移動できるように――――との事らしい。 暗い所から、いきなり明るいところに出たので、目がなれずによく見えない。 「大丈夫ですか?」 横から山崎さんが声をかけてきた。 薄目で見ると、山崎さんは平然とした顔でこちらを見ている。