「ここ・・・どこ?」



なんとも間抜けな声だろう。しかし、今はそれどころではない。


四階立ての校舎の屋上から落ちたはず。


なのに、死んでるどころかかすり傷ひとつない。


そして、まわりは木造の低い建物。


人々は着物。


この景色を見て動揺しない人は少ないのではないだろうか。





そして何よりもわたしの横には・・・