あの時、僕が斬り殺していなかったら睦月は、頭を八角棒で殴られていた。 ただでさえ、小さい睦月のことだ。 怪我では済まされなかっただろう。 下手すれば死んでいたかもしれない。 「はぁー・・・」 でも、このまま気まずいのは結構きつい。 なんせ、同じ部屋で同じ組。 稽古も、睦月が監察方の方に行かない限り、同じ。