虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~



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「「「「・・・」」」」



部屋のは驚くほど静かになっている。


藤堂さんは気まずそうに下を向いている。


時折、わたしのほうに視線を向けて何か言いたげな顔をしている。



「なぁ、睦月」



意を決したようにわたしに喋りかけてきた。