「土方さん、近藤さん入りますよ」 「あぁ」 その声に、わたしたちは土方の部屋に入った。 「今日呼び出したのは、もう総司や一条には言ってあることだ」 近藤さんはなんだか困った様子。 「なんですか。早く用を言ってください」 藤堂さんもわたしの言葉にうんうん、と頷いている。 遠まわしに言ってこられえると苛々する。 ・・・特に土方相手だと何倍も、だ。