そこに睦月の姿はなかった。


「えっ・・・睦月っ!?」


慌てて中に入ると、壁の影で見えていなかっただけで睦月はちゃんといた。


はぁ・・・なんだよ。いるじゃんか。


「おい、睦月」


声をかけてもうずくまったままの睦月。


また、体調悪いのか?心配になって覗き込む。


しかし睦月は眠っているだけだった。