------ ---- -- 屯所に帰ってからも藤堂さんは目を合わせてくれなかった。 いや、避けられている。 だから今・・・この部屋はわたし一人だ。 妙に薄暗い部屋の中、膝を抱えて座り込む。 一人だなんて、久しぶりだな・・・ 一条のところに行こうにも、そこに藤堂さんが居るのだから行けないのだ。 まぁ・・・いつも一人だし別にいいのだが。