どんどん遠くなっていく京の町。


山の方へ向かっているのだが・・・


・・・疲れた。ほんとに疲れた。


軽く二時間は歩いているんじゃないのだろうか。


しかも藤堂さんは歩くのが早い。


いや、この時代の人は皆早い。


これに付いて行くのはもうヘトヘトだ。


「あの・・・まだですか・・・?ってかどこ行くんですか?」


「もうちょっとだから」