「くっ、っう・・・」


あまりの痛さに唇をかみ締める。


しかしうめき声が口から漏れる。


「睦月!」


藤堂さん達の焦った声が聞こえてくるが、返事ができない。


「おいッ、山崎!」


土方が山崎さんを呼ぶ声がした。


その声に天井から人が降りてくる。


しかし、目が霞んで何も見えない。


藤堂さんがわたしを布団の中に寝かせた。


そこでわたしは目の前が真っ暗になり、何も分からなくなった。


また――――深い闇の中に沈む。