「大丈夫。ゆっくり話して?」 体の震えが止まらなかった。 思い出したくない・・・もう、話したくない。 でも話さないといけない、そう思った。 「伯母さんが・・・刺されたんです。伯父さんに」 伯父さんは笑っていた。 血で真っ赤になった伯母さんを見下ろしてわたしにこう言ったのだ。 『お前は父親を殺した奴と同じ人殺しだ』、と・・・ 「辛かったな・・・」 静かに話を聞いてくれていた藤堂さんは、それだけ言うと悲しそうな顔になった。 同情しているのだろうか・・・