道場に張り詰めた空気が漂う。 わたし達は睨み合ったまま動かない。 こいつ・・・強い。思った以上に強い、そう思った。 直感的に、だけど。 「きみさぁ~ほんとに初心者なの?隙がないし・・・」 「えぇ、初めてですよ」 わたし達以外、誰も口を利かない。いや利けないのだ。 それほどに二人の睨み合いは凄まじかった。