「両者構えて・・・始め!」 わたしと永倉さんは睨み合ったまま動かない。 下手に出たらやられる・・・ 焦る気持ちを抑え、相手の動きを待つ。 「来ないならこっちから行かせてもらうぜ!」 ついに痺れを切らした永倉さんがわたしに向かってきた。 『バシっ』 「攻撃が強いし、隙もない・・・さすが2番隊組長ですね」 「そりゃどうも!」