後日俺たちは病院へ向かった。 おばさんたちの手伝いに。 ―ガラッ… 「あらみんな来てくれたの?…ありがとう」 おばさんの目は、 赤く充血していて、 美桜と同じ、パッチリ二重の目は一重になっていた。 だけど微笑むと美桜と重なる。 …美桜に会いたくて。 死んだのがまだ信じられなくて。 ――でも美桜はいなくて。