――ガラッ… 「入りまーす!」 「あれ?学校は?」 「今日は4時間♪」 「爽と隼人は?」 「今日はいないよ〜」 「じゃあ、恋話する?」 「する!!」 杏華と今、 こうして話してるのも、 爽の側にいれるようになったのも、 ……隼人のおかげ。 ちゃんと、 “ありがとう” って言わないとね。 あたしの心がどんどん満たされてく。