抱き締める腕をゆっくり解くと、
「京夜さん」
「……ん?」
「今度逢う時は……」
「…………逢う時がどうした?」
「その………」
「…………ん?」
何やら言葉を濁す彼女。
表情から察して、恥かしくて言い辛い事なのか?
彼女は少しはにかんでいる。
そんな彼女に優しい声色で尋ねると……。
「あの………」
「ん」
「………私の………」
「………」
「………両親に………会ってくれる?」
「へっ?!」
「…………ダメ?」
――――『両親』に会う?
それって、もしかして………。
いや、もしかしなくても……そういう事だよな?!
彼女は上目遣いで俺の返事を待っている。
何と言葉にしていいのか解らないが、
今ここで断る理由が見つからない。
それって、彼女の願いに同意をするという意味で……。
俺は軽く動揺しながらも、必死に考えを巡らせた。
そんな俺に『嫌なの?』と聞いてくる。
別に嫌という訳でないが、何というか……、
急展開過ぎて言葉に詰まる。
俺は無意識に苦笑した。
すると、



