ジョギングから戻り、

いつものように風呂に入る。

アイツは食事と風呂の用意をして、

着替えの準備まで完璧にこなす。


今まで食後に入浴していた俺だが

アイツと生活するようになり、

生活パターンが一変した。


しかも、俺はそれをすんなりと受け入れている。

アイツは俺にとって何なのだろう?



風呂から上がり、ダイニングへ行くと。


「お食事になさいますか?」


毎度、ニコッと女みたいな笑顔を向けて来る。


「あぁ」


ダイニングテーブルの上には

旨そうに湯気のたつ料理が並んでいる。


相向かいに座り、


「戴きます」

「おかわりもありますから……戴きます」



―――――そうなんだ。


俺はコイツの料理の腕にKOされた。

マジで何を食べても旨すぎる。

ついつい、おかわりしてしまう俺。


完全に胃袋をホールドされた。

金目鯛を口に運ぶと……。

っくぅ~~!!

旨いんだな……コレが!!




その後―――――。