「…邪魔だよ、藤堂くん」

「!」









一瞬目を見開いたまふ。




…どうして?


よくわかんない………。




―――ガラッ



「おっはよ☆花音〜」

「おはよ、未菜」






あたしの親友の、

“古池未菜”

とても明るくて可愛い。








「まぁた……か」

「え?」

「べっつにぃ〜☆」








あたしの呟きを絶対に逃さない未菜。



でも未菜の呟きはしょちゅう逃してしまうあたし。









「ねぇ、いい加減別れたら?」

「…ん」









あたしがまふを好きすぎてるんだ―……。





悲しいくらい―………。