あの変な夢を見てから数日間 私は、何をしても てにつかない状態になった。 グルグルと、頭を右往左往するあの言葉。 また一人になるの……? そう考えると、心が苦しくなった。 元の時代に彼らが戻れるのなら それはいいことだ。 一君や総司も あの時代にいる新撰組の皆も きっと、望んでいること……。 私が駄々をこねたって 何かが変わるわけでもない。 二人に出会う前に戻るだけだ。 そう言い聞かせても 心のどこかで 二人と、まだ一緒にいたいと わがままを言う自分が居た。