布団に潜り込んで一刻ほど経った頃 土方さんが、襖を開けて入ってきた。 「よぉ……怪我のほうは大丈夫か?」 『あれ?土方さん?えっと……少し痛みますけど大丈夫です』 意外な来客に、目を丸くする。 起き上がろうとする私を、総司が支えてくれ。ゆっくりと起き上がる 私は総司に礼を言いながら、布団の近くに座った土方さんに笑顔を向けた。