「雪娜、柚娜」

「なに?」


「これだけは一生忘れないでね。友達を大事にしなさい。なにがあっても!友達は大事にしなさい。あなたたちが、困って泣いている時に側にいてくれる友達を、自分のことのように考えてくれて、喜んでくれる友達を大事にしなさい」


―…一生の友達に出会いなさい。



「「ママ…」」

「それだけ忘れないでね?2人ともいい子だから出来るわね」

「「うん」」