「誕生日おめでとう!柚」

「ありがとう、雪」



俺たちは今、俺の家で誕生日パーティー中。


「俺たちもう…受験生だよな」

「そうだね」

「俺たち今何ヵ月?」

「確か……5ヶ月くらいじゃない?色々ありすぎた!」

「言えてるな。柚とはずっと喧嘩してた感じだ」

「そうね(笑)」


そう言ってクスッと微笑む柚の笑顔が今日はなんだか切なくて―…


胸が締め付けられた。