「あれ…?柚希?」

「…か……いぃ…」

「柚希!?」


そこにいたのは海で。


あたしは崩れ落ちる体を海に支えられ……

抱き締められた。


「ふぇ……っく」

「柚希……どうしたんだよ…」


切なそうな海の声。


これがあたしたちの関係を壊していった……。

まだ序章に過ぎないに。