恋の罠 *- 先輩の甘い誘惑 -*



 ※※※


「はい」

「あ、すみません……」


先輩の家は、学校から20分くらい歩いたところにあった。

うちからだと30分くらいかかる場所だけど、思ったよりも近所に住んでてびっくりする。


入ってそのまま、2階にある先輩の部屋にあげてもらって。

指定されたクッションの上に座って待ってると、先輩が紅茶を持ってきてくれた。


「キレイにしてるんですね」


見渡す限り整理整頓された部屋は、先輩っぽい。

物がっていうよりは、家具が少ない感じがする。

机と小さいテーブル、それをベッドがあるだけ。


壁一面がクローゼットになってるから、そこに全部しまってるのかな。

そんな風に思いながら眺めていると、先輩が笑う。


「クローゼットの中は、服と本ぐらいしか入ってないけど見たい?」

「えっ、あ、いえ! すみません、キョロキョロ見ちゃって」