「相沢先輩がイヤになるとか、ありえないしっ!
バッカじゃないの?! 自意識過剰すぎ!」
「事実を言っただけでしょ。現にこうして私に特別な話をしにきてるんだから」
「それが自意識過剰って言ってんの。
っていうか、朱莉の事バカにしないで。
確かに素直じゃないかもしれないけど、それでも必死に相沢先輩を想ってるんだから!」
「それだって本当かどうか分からないじゃない。
大体、本当に相沢くんを想ってるなら、試験期間にわざわざバイトなんかする?
相沢くんがせっかく時間作って勉強教えてくれてるのに、ノンキにバイトとか……神経疑っちゃう」
「それはっ、相沢先輩のために―――……、」
「ちょっと、仁美……、」
ヒートアップしちゃってる仁美の腕を掴むと、仁美の視線が今度は相沢先輩を捕らえる。
そして、睨むようにして言う。
「っていうか、相沢先輩もなんでこんな女傍に置くんですか?!
朱莉が不安がってるの分かってるくせに!!」



