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「こんなところに呼び出したりして、どうかしたの?」
学習室には、有田先輩と、なぜか副会長の姿があった。
あたしと仁美を室内に入れてからドアを閉めた先輩に、有田先輩は笑顔で言う。
相沢先輩は少し黙った後、有田先輩を見た。
「有田に話があるんだ」
「特別な話?」
「だと思うよ」
有田先輩は、それを聞いてますます笑顔になる。
……なんか、すごく嬉しそう。
今から相沢先輩がしようとしてる話が何か、有田先輩は分かってるみたいだった。
って事は。
相沢先輩は、有田先輩が喜ぶような事を言うつもりなのかな。
あたしが聞きたくないような話を、言うつもりなのかな……。



