恋の罠 *- 先輩の甘い誘惑 -*




 ※※※



「こんなところに呼び出したりして、どうかしたの?」


学習室には、有田先輩と、なぜか副会長の姿があった。

あたしと仁美を室内に入れてからドアを閉めた先輩に、有田先輩は笑顔で言う。


相沢先輩は少し黙った後、有田先輩を見た。


「有田に話があるんだ」

「特別な話?」

「だと思うよ」


有田先輩は、それを聞いてますます笑顔になる。

……なんか、すごく嬉しそう。


今から相沢先輩がしようとしてる話が何か、有田先輩は分かってるみたいだった。


って事は。

相沢先輩は、有田先輩が喜ぶような事を言うつもりなのかな。

あたしが聞きたくないような話を、言うつもりなのかな……。