恋の罠 *- 先輩の甘い誘惑 -*



だから、せめて頑張った証拠として、先輩と一緒にいられる証拠として。

30位以内の順位が欲しかった。


……でも。

今の先輩には、そんな理由じゃダメな気がする。


だって、そんなのはあたしの勝手な競争心だし。

相沢先輩は……、別にあたしにいい成績なんか望んでないんだから。


つまり、今回の件はあたしのわがままって事だし。


チラって見上げると、なんていうか……、真顔だけど、すごく怒ってるのが分かるような冷たいオーラを発してる。


順位表を見てる他の先輩達も、相沢先輩の周りをさけてるし。


「あの……、」

「うん」

「今回の試験、どうしてもいい順位が取りたくて。

順位が出るまでは落ち着かなくて、それで……」