「お守り渡す前に、まず敵の順位くらい見ておかないとね」
「……有田先輩、きっとまたいい点取ってると思うけど」
「そんなの分かんないじゃん。
万が一朱莉よりも悪い順位だったら思いっきり見下した発言しまくってやるんだから。
っていうか、朱莉がダメでも、あたしの19位があるし上手くいけば張り合えるんじゃない?」
放課後、そんな事を言う仁美に引っ張られながら辿り着いた、3年生の廊下。
順位表が張り出されてる場所には、10人くらいの生徒がいて、その後ろから見てみる。
順位表を見て、あたしも仁美も声がでなかった。
『1位 相沢 司
2位 有田 夏美』
「……あの女、どこまでもイヤミだよね」
そう呟く仁美の横で、ため息だけがもれた。
……まぁ、なんとなく予想はしてたけど。
だけど、後ろから急に肩を掴まれて、息がとまるくらいびっくりする。



