恋の罠 *- 先輩の甘い誘惑 -*



「青山さん、これから学習室?」


なんであたしが学習室に行くって知ってるんだろう……。

そんな風に思いながら見ていると、有田先輩が笑う。


「相沢くんが教えてくれたの。

それより、今さら勉強なんか始めてももう遅いと思うけど」

「やらないよりはマシだと思って」

「ちゃんとやってるならね。

でも、バイトと勉強かけもちしてるんじゃ無理じゃないって事」

「え……、」


驚いて声を漏らすと、先輩が笑いながら言う。


「偶然見ちゃって。青山さんがティッシュ配ってるところ。

相沢くんが自分の勉強時間を削ってまで教えてくれてるのにいい身分よね」

「それは……っ」



“相沢先輩のために”

続く言葉が出てこない。