「ねぇ、相沢くん。今日の放課後の補習は出るでしょ?」
有田先輩が、わざとらしく、相沢先輩に話しかけた。
「出ないつもりだけど」
「生徒会、そんなに忙しいの?」
聞かれても、相沢先輩は答えなかった。
そんな先輩の腕に触れた有田先輩が、上目づかいで言う。
「よければ放課後の活動も手伝わせてくれない?」
相沢先輩は、腕にくっつく有田先輩をじっと見下ろしてから、真顔のまま答える。
「悪いけど、有田に手伝える仕事はないから」
「じゃあ、補習のノートだけとっておくね。
ついでに昨日の分もコピーしておくから」



