恋の罠 *- 先輩の甘い誘惑 -*



「あと、コレ。リビングに落ちてたけど、必要なモノなんじゃないの?」


まだベッドの上にいるあたしにお母さんが渡したのは……、先輩が書いてくれた単語表だった。

それを見て、昨日の夜の事を思い出す。


……そーだ。

ドライヤーかけてる間、これを少しでも覚えようと思って、それで……。


バっと時計を見ると、6時7分。

覚えた単語……、1/3。


……完全に、自己嫌悪。




暗い! って、うっとうしがられながら朝ごはんを食べて、着替えて。

いつまでも落ち込んでても仕方ないって気持ちを切り替えて家を出た。


先輩が作ってくれた単語表を片手に。