恋の罠 *- 先輩の甘い誘惑 -*



昨日、帰ってきた後、お風呂を済ませたのは覚えてるけど……。

なんでベッドに寝てたんだろう。


不思議に思いながら頭を抱えてると、ノックもなしにドアが開いた。

そして、迷惑顔したお母さんが顔を出す。


「あ、起きたのね。身体、痛くない?」

「……足がすごく痛い」

「そういう事じゃなくて。

あんた昨日、お風呂上がってパジャマのままリビングの床で寝てて、お父さんとお母さんでここまで運んだんだからね?」

「え、床で?」

「そう。しかもドライヤーかけてた途中に寝たみたいで。

ドライヤーの音がいつまでも鳴ってるから見に行ったら、朱莉が寝てて。

一瞬、倒れたのかと思ってびっくりしたんだから」

「……床で」


だから寝た記憶がないのか。

そういえば、背中がちょっと痛い気がする。