恋の罠 *- 先輩の甘い誘惑 -*



そんな事を考えながら、先輩にもらった単語表を眺める。

せっかく書いてくれたんだから、せめてこれは全部暗記したくて。


ぶつぶつ口に出しながら覚えていた時、足音が聞こえた。

先輩かと思って顔を上げると……、そこにいたのは。


「あれ、青山さん、まだいたの?」

「……有田先輩も」


にこっと笑顔を向ける、有田先輩だった。


「3年生は、先生が好意で補修授業をしてくれてるの。

普段の授業よりも踏み込んだ内容で、すごく勉強になるから」

「……そうなんですか」


それ、相沢先輩も知ってるのかな……。

だとしたら、あたしの勉強なんかに付き合ってる場合じゃないんじゃ……。


そんなあたしの不安を読んだみたいに、有田先輩が言う。