いろんな意味で最強な姫なんです。




―バアアン

「嫌がってんだろーが、離せよ」

俺はそう言って辺りを見回すと、やっぱりあいつがうずくまっていた。

「あ?てめーには関係ねぇだろうが」

「今は関係ねぇが、後々関係あんだよな。だからさ、さっさと消えろや」

俺は睨みをきかせて言った。

「!! わ、分かったよ」