「あんた、ムカつくのよ、嫌がらせしても反応ないし、別れようともしない、気に入らないんだよ」

「………」

「だからね、選択してもらう」

「選択?」

「そう、必ず誰かが犠牲になる選択」

「犠牲…」

「んー、犠牲になるのは、あんたの友達、平野優美、その彼氏の倉坂勇斗、あんたの彼氏の涼」