あたしの気持ちなんて全くの無視なようで 自己紹介を始めたのだ。
「これが沙弥」
あたしのこと『これ』扱い
これにはあたしも笑顔を作れず
『どーも』と無愛想なあいさつ
「そしてこの子はメアリー18歳の高校3年生」
こ・高校生?
年上かと思ってた…
「はじめましてメアリーです」
ニッコリ頭を下げる
日本語が超うまい
おまけにかわいいし
「なぁ~ 車どこ?
荷物重たいから早く行こう」
「駐車場よ
ついてきて」
あたしは あなたのお抱え運転手じゃありませんが?ムカつく!
それからはあたしの方からは話さなかった。



