同い年の恋人 2



「泣いてないです」


「嘘つけ
だったら振り向いてみろ」


「今一生懸命作成してるので振り向く時間がもったいないです」


かなりの強情なあたし…


「そこ退けって!」


とうとう泣いてるのを見られてしまった。


「やっぱりな…
顔洗ってきな」


あたしは言われるがまま…
洗面所に向かった。


野山さんの出現はホントに心強いありがたい


また事務所に戻り


「すみません
代わります」


野山さんにそう言うと


「休憩して先に晩御飯食べようか」


と、さっきの袋を取り出した。