「知らないよ…
1年後に帰って来たらあたしは他の人と付き合ってても」


「それで沙弥が幸せならそれでいい」


「よく平気でそんなこと言えるね 実は、あたしのことそんなに思ってないんでしょ!本当は別れたいんでしょ?きれいさっぱり出発して 向こうで金髪の美女と付き合うんでしょ!」


あたしの口は 止まらない…。


「そんなことないよ」


「じゃあ どうして…」


涙も止まらない。


幹生はもっともっとあたしを強く抱きしめた。