同い年の恋人 2



「幹生は?」


「オレ?
迷ってる」


普通に大学へ行くか バスケのスポーツ推薦での大学進学の話も来てるらしい。
それか企業の実業団に入るか…


一度もそんな悩み事とか あたしは聞かされてなかったことに またまたショックを受けた。


「幹生の今の考えは?」


「今はスポーツ推薦もいいかな?なんて・・・
親は普通に大学進学しろって言うんだ」


両親は『一生バスケで飯が食っていけると思うか?』
なんて言ってるみたい。


「そっか…
あたしは幹生の決める道を応援するよ」


そう言うと幹生が少し黙ってしまった。