同い年の恋人 2



「もう明日には帰るんでしょ?」


「うん
帰りたくねーな…
こうして 沙弥と居たい」


甘えるように幹生が言うからあたしは、少し強く言い返した。


「何言ってんのよ!
自分が決めたんでしょ
最後まで責任持って やってよ
途中投げしないでよ
そうじゃないと 寂しい思いして離れてる意味ないもん」


「うん そうだな~
頑張んないとな」


「そうだよ」


ホントは途中投げしても、帰って来て欲しい気持ちも 少し ほんの少しあった。