「おいで」


両手を広げる幹生


あたしは 戸惑いながらも その胸に飛び込んだ。


「後半年 半年したら帰ってくるから ずっとオレだけを思ってて」


「当たり前でしょ
幹生だって 浮気しないでよ」


「神に誓って浮気はしない」


「あたしも」


だんだん二人の世界に入り込み
まだ居るだろうお母さんのことなんて気にせず愛しあった。


「まだ足りない…」


ボソッという幹生


「あたしこれ以上無理かも
ヤバい…筋肉痛になっちゃう」


「じゃあ しばらくこうしていようか」


あたしたちはそのまま抱き合った。