同い年の恋人 2



「あたしそんなこと言ってない」


なんて嘘だけど、幹生を前にして素直になれない。


「さっき言ってたじゃん!好きだって」


「ずっと居たわけ?」


「うん 泣きそうになったから出てきた」


「なんで~?なんでそんな上から目線なの?」


もうホントに泣きそう


「・・・・・・・・」


それには答えない幹生


「野山さんは?」


「帰った」


「嘘!!!」


「お前を頼むって」


「野山さんが?・・・・・
あっ!会社で野山さんになんて言ったの?」


「男の秘密」