同い年の恋人 2



「まだ言いたいことある?」


「まだまだある…」


あたしは、いっぱいいっぱい幹生の悪口を続けた。


「それだけ言ったらすっきりした?新たな人生始められる?」


「・・・・・
無理・・・です
バカはあたしも一緒で それでも…好き…なんです
笑えるでしょ?
あたしのことをもう何とも思ってくれてないのに…
こんなこと言ったら 迷惑かけちゃうから 早くフランスへ帰って欲しい」


「ふふふ 似たり寄ったりだな」


「何が?」


「いや 独り言」


またへんな野山さん。