「まだ言いたいことある?」 「まだまだある…」 あたしは、いっぱいいっぱい幹生の悪口を続けた。 「それだけ言ったらすっきりした?新たな人生始められる?」 「・・・・・ 無理・・・です バカはあたしも一緒で それでも…好き…なんです 笑えるでしょ? あたしのことをもう何とも思ってくれてないのに… こんなこと言ったら 迷惑かけちゃうから 早くフランスへ帰って欲しい」 「ふふふ 似たり寄ったりだな」 「何が?」 「いや 独り言」 またへんな野山さん。