同い年の恋人 2



でも あたし以上に頭に来てるのがもう一人


それは野山さんだった。


「その言い方訂正した方がいいよ」


あくまでも冷静な感じで言ってるが…顔は見たこともないくらいの怖い顔


「お前には関係ないし」


いやー幹生~ お前はないよー
年上だよ?
いつまでも学生じゃないんだから、言葉使いを考えないと…


「何?お前?誰に物を言ってんだ!」


「まぁ いいわ!
沙弥がその気ならそれで…
オレも考えるし
わかったわかった じゃあな」


幹生は向きを変えて歩き始めた。


「・・・・・」


呆然とたたずむあたしに


「いいの?このままになっちゃうよ?」


「どうしようもないよ…」