でも あたし以上に頭に来てるのがもう一人
それは野山さんだった。
「その言い方訂正した方がいいよ」
あくまでも冷静な感じで言ってるが…顔は見たこともないくらいの怖い顔
「お前には関係ないし」
いやー幹生~ お前はないよー
年上だよ?
いつまでも学生じゃないんだから、言葉使いを考えないと…
「何?お前?誰に物を言ってんだ!」
「まぁ いいわ!
沙弥がその気ならそれで…
オレも考えるし
わかったわかった じゃあな」
幹生は向きを変えて歩き始めた。
「・・・・・」
呆然とたたずむあたしに
「いいの?このままになっちゃうよ?」
「どうしようもないよ…」



