あーあ…つまんない 「彼女の貫禄ってもんかな? デンッとしちゃってぇ~ さすがだな~」 と、いいながら佳幸があたしの隣に座って来た。 「当たり前じゃん 幹生はあたししか 好きになんないんだから」 「その発言可愛くねーぞ」 と、少し笑う。 佳幸は、あたしの性格をよく知ってるから、わざと『お前大丈夫?』なんて言わないんだと思う。 優しくされると泣いちゃうから… 「あっ!佳幸 車で来てる?」 「来てるけど?」 そうだ 佳幸に二人を頼もう。