「そういえば七海ちゃん、昨日はずいぶん不安そうだったけど、今日はそうでもないみたいだね。緊張してないの?」
不思議そうに聞いてくる花梨ちゃんに、あたしは胸を張って答えた。
「うん、大丈夫。あたしたちは絶対に合格するよ。間違いなし!」
「ずいぶん強気じゃん。まあ、弱気になるよりはいいけどね。たとえ根拠のない自信でも」
「根拠はある! だって今朝は幸運の予兆があったもん」
「幸運の予兆?」
「うん。今朝はね、すっごく夢見が良かったの! だから絶対、ご利益あるよー!」
「夢? どんな夢……」
そこまで言って急に言葉を切った花梨ちゃんが、いかにも『あ、これはマズイ展開だ』って顔をした。
逆にあたしは、ニヘッと締まりない笑顔になる。
うふふ、そうよ。その通り!
「今朝は久しぶりに、王子様の夢を見たの! こんな大事な日にこんな偶然、まさに運命的だと思わない⁉︎」
不思議そうに聞いてくる花梨ちゃんに、あたしは胸を張って答えた。
「うん、大丈夫。あたしたちは絶対に合格するよ。間違いなし!」
「ずいぶん強気じゃん。まあ、弱気になるよりはいいけどね。たとえ根拠のない自信でも」
「根拠はある! だって今朝は幸運の予兆があったもん」
「幸運の予兆?」
「うん。今朝はね、すっごく夢見が良かったの! だから絶対、ご利益あるよー!」
「夢? どんな夢……」
そこまで言って急に言葉を切った花梨ちゃんが、いかにも『あ、これはマズイ展開だ』って顔をした。
逆にあたしは、ニヘッと締まりない笑顔になる。
うふふ、そうよ。その通り!
「今朝は久しぶりに、王子様の夢を見たの! こんな大事な日にこんな偶然、まさに運命的だと思わない⁉︎」



