『それならホラーじゃなくてせめてアクションとか…』 『え〜、だって、これ見たかったしさ〜』 『……』 ダメだ…このまま里美に何を言っても聞き入れてもらえない。 直感的にそう思った私。 …覚悟を決めるしかない。 さすがにチケットは無駄にできないもんね!! 私は、そう思いながら、 『…わかったわよ』 それだけ呟くとなあ映画館の中に足を踏み入れたのだった。