『…アレン……やっぱり、夢じゃなかったんだ…』 ポソリとそう呟く私に、 『当たり前だよ』 そう言って、アレンは、ギュッと私を抱き締めた。 『…アレンって実は何歳なの?もしかして、私より年上だったりする?』 ふと、興味をそそられて何気なくアレンにそう聞いてみた。 『…ボクは、マリアより1つ上の16歳、ね、マリア、約束覚えてるよね?』 『…え?』 なんだか嫌な予感がするのを気のせいだろうか。