『もう、はじめる?』 けど、アレンが固まったのは一瞬で…すぐにいつもの笑みを浮かべてくるあたり、かなり自信があるように見える。 『…もちろん』 でも、私だって負けるわけにはいかないんだ。 『…最後のゲームは、ポーカーで勝負だよ』 『…ポーカーって、トランプってこと?』 そう尋ねた私に、アレンはコクリと頷いた。